旅に出る理由 ~いま思うこと~

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旅立ちまで残りおよそ2.5カ月。

わくわくすると同時に不安も襲ってくる。
そんな自分を奮い立たせるためにも、筆を執らせていただきます。

以前も旅に出る理由について記事を書かせていただきましたが、あれから3カ月。その間も色々と考えておりました。
というか、出発までこんなに時間を空けてしまったのがよろしくないのでしょうね。時間があるといろいろ考えてしまいます。

そして今、

なんで世界一周するの?

ってきかれたら、こう答えると思います。

学生の時からやりたかったから。やると決めたから。

うーん、それ以外に思い浮かびません。

でもじゃぁ「なんで、学生の時に、いつか世界一周しようと思ったの?」ってきかれたら、一言では言い表せない。

覚えてない、という表現はおかしいけれど、正直はっきりとした理由は分からない。この感覚を、なんだかうまく説明できない。

あの時の自分の感性が、いろんなことに反応して、感動して、衝撃を受けて、いつかもう一度、次はもっとたくさんの国に行ってみたい、と思うようになった。

ただそれだけ。

もしかしたら、もう一度、
その感動を、その衝撃を、
体験したいと思ったのかもしれない。

たしかに、世界中の綺麗な景色を見てみたい、とか、いろんな人たちと出会いたい、とか、なにか少しでも自分が変われたら、とかもあるけれど、なんだかそういった理由は、すごく薄っぺらなものに感じられて。

前の記事にも、何年もやりたいと思ってたことって書いてるけれど、本当に、何年もやりたいと思ってたこと。

このために彼氏と別れたこともあるし、このためにお金も貯めてきたし、このために仕事も辞めた。

私の勤めた職場は、人間関係は良いところだったし、安定した収入もあって、貯金もそこそこあって。
まぁちょっといそがしすぎるのはあったけれど…(他病棟のスタッフが皆、私のいた病棟にだけは絶対行きたくないと言う&異動が決まったら絶望する病棟No.1でした。でも看護師さんが優しい、と実習に来る看護学生からは好評の病棟でした。不思議ですね(笑))

もし自分が、安定した生活、安定した人生を好むタイプだったら、きっとこの生活を手放すことはなかったんだろうなぁと思う。

少し話が逸れますが、学生時代、この世の中には2種類の人がいるんだなぁと思ったことがあります。(完全に私の主観です。どちらが良い悪いとかではないです;;)

安定した生活、安全な生活を好むタイプ
安定した人生から外れてもいいと思う(外れることを好む)タイプ

学生時代、ものすごく旅が素敵なものだ!と感激した私は、友達にめっちゃ楽しかったよ!おすすめ!みたいに話してました。
みんなそれに対して、よかったね!いいね!って言ってくれるんですけど、じゃぁやってみよう!っていう人はなかなかいなくて。

まぁ当たり前なんですけどね。自分がいいと思ったモノに対して、他の人が、いいと思っても自分もやろうと思うかは別問題なわけで。

でも当時の私はすごく不思議だったんですよね。自分自身が、友達の話を聞いてやってみたい!って思ったから、というのもあるかもしれませんが。なんでみんな、こんなに感動に溢れていて楽しいことをやらないんだろう。って。

でも、ある時気づきました。

自分は、安定・安全から外れてもいいと思うタイプなのだ(他の人はそうでもないんだ)と。

防衛本能的に、人というのは、安定や安全を好みやすいと思います。
海外は危険で怖いから行きたくない。日本にいる方が安全だ。日本にいる方が快適だから出たくない。
そして、別に海外に興味がないという人も。

そうか、別に、他の人は、そこまで外国に興味がないんだ!世の中には安定した生活、安全なほうが好きな人がいて、別にみんながそういうエキサイティングを求めてるわけじゃないんだ!

なんだかすごく当たり前のことなんですけど、当時の私にとって、すごく新鮮な気づきでしたね!

馬鹿な話にちょっぴり逸れてしまいましたが、それで何が言いたかったかというと、
私は安定した人生から外れてもいい(外れてみたい?)と思うタイプ、だということ。
ここで言う安定した人生っていうのは、仕事をして安定した収入をもらって暮らしていくこととか、結婚して子どもを産んで育てていくこととか(結婚、出産が必ずしも"安定"だとは言えないかもしれませんが、今の私の中ではほわっとした幸せな家庭のイメージで、安定した生活のイメージを持っています)。そういう人生も、素晴らしいと思います。というか私自身、結婚して、子育てもしてみたい。
でもやっぱり、そういうことを後回しにしてでも、やりたいことをしないと気が済まない、そんな感じ。

怖くないかと言えば、やっぱり怖いけれど、
やりたいこと > 安定した人生
だということ。今のところ。

つまり、やっぱり、やりたい、という、だたそれだけの、でも、その強い思いが常に根幹にあるということ。

学生時代に抱いた情熱の灯火を、消えないようにそっと両手で包み込んで、時々見つめながら守ってきた。そんなイメージ。
そしてその灯火が、これからどんな形になっていくのか分からないけれど。
今もその灯火は、私の両手の中にあって、ゆらゆらと揺らめいています。

もしかしたら、みんなの中にも、そんな灯火があったりするのかなぁ…。

そして、こうやって思えるのも、こういうことができるのも、恵まれた環境のおかげ。今までこの日本という国できちんと安全な生活を送ることができたおかげです。それを忘れないようにしたいと思います。

旅をする前は、こんなことを考えていたんだなぁと振り返ることができるようにとの思いもあり、ここまで書かせていただきました。
うまくお伝えできたか分かりませんが、ここまでお読みいただきありがとうございます!

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