タイで日本語を勉強中の、現地大学生の男の子との出会い タイ・チェンマイ 2019/11/13

先日、コムローイ祭りについての記事を書かせていただきました。
www.exciting-travel-world.com

このお祭りで、思わぬ素敵な出会いがありました!

今回出会ったのは、この男の子。

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コムローイ祭りでガイドとして来ていて、現地で日本語を勉強している大学生の男の子です。
なんと19 歳!若い!笑

そして、その出会いを通じて感じたことがあるので、それを文章にしたためたいと思います。ちょっと長いです。。
あと、最後に日本語の問題があるので、ぜひ解いてみてください(笑)

今回のコムローイツアー(日本語ツアー)で旅してる人と仲良くなれたら楽しいな〜とか淡い期待を抱いていた私。でも、ほとんどが複数人での参加で話しかけにくい雰囲気。
唯一同じバスで一人参加だった人にタイミングを見計らって話しかけてみたら、気さくに返事はしてくれるけど全く話を続ける気はない感じで、あっ、この人はそーゆーの求めてないんやな、って思って、でもコムローイ揚げの時はなんだかんだ皆でワイワイしたし、ツアー終盤、まぁコムローイめちゃくちゃ楽しかったしいっか!って満足してた時に「一人ですか?」って話しかけてくれたのが彼でした。

私自身、誰かと仲良くなりたいモードだったのもあり、めっちゃテンション上がってしゃべりまくった。
あと自分でも意外だったのが、彼が学生で頑張って日本語を勉強してるんだって思ったら、今回声をかけてくれたのを彼の成功体験にしたいな、ってすごく思ったこと。ちょっと上から目線かもしれないけど、、8歳も差があって彼が学生だからかもしれない...(笑)

だって、知らない人に声をかけるのって、勇気が要ることだと思う。少なくとも今の私には、ちょっぴり勇気が要る。話しかける前に、話してみたいけどどんな人かな〜から始まって、なんて話しかけようかなって考えて、じゃぁいつ話しかけようかなって考えて。タイミング逃したら、やっぱり今いっといた方がよかったかな、とか後悔して(笑) 話しかけられる方はそんなこと思ってもみないかもしれないけど、私はひっそりと心の中はぐるぐるしてる。そして、もしかしたら彼もそうやって、勇気を出して話しかけてくれたのかもしれない。だから、あっ、あの時話しかけてみてよかった!って思ってもらえたらいいな、って思った。
まぁあたしの場合、お祭りの時にギャーギャーワーワー騒いでたから、あっ、コイツ話しかけても大丈夫だわ、って思われたかもしれませんが(笑)

そして、私としてもせっかく話しかけてくれたチャンスを無駄にしたくない。もっと色々話したい!アナタのこと知りたい!
そんなことを色々考えていると、ツアーの帰りのバスで彼が、翌日は学校が休みでやることも決めてないというので、気づいたら「明日ごはん行こーよ」って誘ってました(笑)

それがあって、何にも予定がなかったコムローイ翌日の一日が、とても充実したものになりました。一日を一緒に過ごす中で、いろんな話をしてくれました。

彼は日本の大学に奨学金で入るために勉強し、試験を受けていること。高校生の時からバイトをして、今もバイトをして、自分で学費とか日本に行くための資金を貯めていること。交通整備のバイトがご飯休憩もなく12時間ぶっ通しの勤務で、その給料が一日800バーツ(3000円弱)だということ。そしてその給料はいつ貰えるか分からないということ。将来日本でお金を稼げるようになってしたいことは、車を買ったりもしてみたいけど、一番は両親に新しい家を買ってあげることだということ。今の家は古いから。

普段どこ遊びに行くの?ってきいたら、勉強ばっかりでほとんど遊びに行かない、と。調べたらチェンマイ動物園なるものがあったので、じゃぁ動物園行こーよ!って誘って一緒に行ってきました笑
けっこう楽しかったです!!!
(最初の写真も動物園に行った時のものです笑)

そして夜には彼の友達の集まりに参加。彼と同じ日本語学科だという友達も数人いたけど、彼が一番日本語が上手だったと思う。

コムローイのツアーでも、他にも何人かガイドとして日本語を勉強してる学生さんがいたけど、彼以外は誰も話しかけて来なかったし、誰かに話しかけている様子もなかった。その差って、そういった勇気とか積極性の違いなのかなって思った。そして、この人と話してみたい、と思った時に、ちょっぴり勇気を出して話しかけていくことが、自分の世界を広げていく第一歩になるのかもしれないと思った。

これは、私自身も本当に見習わないといけないこと。

誰彼にでも話しかける訳じゃないけれど、自分の第六感を信じて、なんか話してみたいって思った時は、その一歩を踏み出してみようと思いました。

そして思ったこと。
出会いが人生を変える(かもしれない)。
こんなことは壮大すぎる話かもしれないけれど、例えば彼が積極的に他の人に話しかけることで日本人の友達ができて、その中の誰かと話してる中で知った日本語表現が試験に出て、それで試験に合格して、日本に来る夢が叶って、さらにそこから将来の選択肢が広がっていけば、それは出会いが人生を変えた、といえるのかも。この通りのことが起こるかは分からないけど、少なくとも出会いは何かしらその人に影響を与えると思う。

以上、今回の出会いを通して感じたことでした。
長々とお読みいただきありがとうございます!!!笑

最後に日本語の問題です。
彼に日本語検定の一番難しいレベルN1(先生や通訳を目指す人のレベル)の問題を見せてもらったのですが、意味わからん!!!と思った問題があるので、載せさせてもらいます。

日本人の皆さん、この問題、解けますか?

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